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読書会、シネマの事、気になる展覧会、たまに飲み会、野田ノベル

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月へ還るentrance

あの手帳

一日の生活イメージ

ああ、心ゆらぐもの、愛おしく、懐かしく
青春めいた実験室
君からの便り
さあ、なにから始めよう
たぶん、愛について
そういえば、ランチについて
風になる
一番列車で
サンセット食堂
僕は君が好きなんだ
ガチョウの歌
物悲しく風変りな
初台の高架下では今頃
シマウマを探して
ぶらんこ乗り
そこを曲がってごらんよ
水たまりに映る
野に咲く花
あいあいラジオの事
ピンポンとねずみ花火
さて時間だと見上げれば
どこか可笑しく涙がこぼれて


カフェ・ド・ランボー

体験学習イメージ

もしも刹那的なこのページが残ることがあるとして、もしも君の美しさが語り継がれることがあるとして
真夜中のコーヒー
時代を語ろう、気怠いままに


エミリ、いつまでも

英語学習イメージ

下町のとある商店街
布団屋と乾物屋
真夜中のラジオ
不思議な気持ち
セピア色の便箋
東京ラビリンス
あるふぁファイル
そこからそしてあの先へ

春風に誘われて、そこまでお散歩。
この堤防をあなたと歩いたのは、いつだったっけ。紫色の小花が綺麗で、これ、何の花?なんて、聞いたっけ・・。どうしてそんなに笑うの?戸惑いながら僕は尋ねる。あなたは、恥ずかしそうに下を向いて・・つぶやく。まったくさ、馬鹿みたいな名前だ。
マミヤの中判カメラを僕は、その場所に向けてみる。相変わらず紫の小花が、影の中に咲いていて、シヤッターを切った。
ああ、のんびりした一日。
川面まで、降りて、小石を拾って、投げる。三段に跳んで、向こう岸に当たる・・そんな気がして・・。
あなたの笑顔が、陽にまぶしく、かすんで行く。そこに立ってもうどれ位経ったろう。自転車に乗った中学生たちが、堤防の上を通り過ぎて行く。何かちょっと、まぶたがコリコリして鼻がツンとする、そんな今日。

午後の校庭で、小さな竜巻が起こっていて、窓際からぼーっと見ている。女の先生が、多分僕を指して、ちょっとヒステリックな甲高い声で何かを云っているんだ。起こっている事が、スローモーションの映画のようで、どこか現実感が無い。そんな日、僕は、あのデパートの事を考えている。巨大ターミナルを挟みながら、二つのデパートは夜を待っている。雨上がりの真夜中、いつもの喧騒が嘘のような大都会の上空に小さな穴があいていて、そこへ二つのデパートの屋上から青白い光が発射された。上空には洒落た建物が映っていて、人々が紙袋を抱えて出てくる。でも、どうやって降りて来たんだっけ?


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